2015年9月 1日 (火)

9月開廊日のお知らせ

8月は長いお休みをいただきました。
休みと知らずお出でいただいたお客さまもおられたようで、大変申し訳なく思っています。
今月からは、以下のように平常どおり開廊しますので、よろしくお願いいたします。

〈9月の開廊日〉


 4日(金)・ 5日(土)・ 6日(日)

11日(金)・12日(土)・13日(日)

18日(金)・19日(土)・20日(日) 

25日(金)・26日(土)・27日(日)

今日から”長月”ですが、本日1日は雑節の「二百十日」にあたります。
立春より数えて210日目のこの日は、古来より”天気の荒れる日”と言われていますが、今朝は雷も轟き、今も外は激しい雨が降っており、将にその由来に違わぬ荒れた天気になっています。今月の「青木乃里子カレンダー」の絵のような清々しい秋空を早く見たいものです。

さて、4日からの開廊に合わせ、新作を数点飾りました。
珍しい絵もございますので、どうぞ楽しみにお出でください。

      茄子と朝顔文鉢

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2015年8月31日 (月)

仏の里

本を読みながら転寝をしていたら、寒くて目が覚めました・・・まだ8月ですよねぇ・・・何だかおかしな気候です。

さて、前回書いた”気になっていた美術館”というのは、函南町の桑原地区にある『かんなみ仏の里美術館』のことです。
ここは山里の中にあり、”知る人ぞ知る”という場所ではないでしょうか?少なくとも僕はその存在すら知らず、今回ご一緒したご夫妻から以前パンフレットをいただいて、始めて知った次第です。
その時、「私たちはとても感激しました!」と紹介いただいてから、ずっと行って見たいと思っていた所なのです。

訪ねてみると、この美術館は、その感動的な成り立ちや、特異な所蔵品など、全国に数ある美術館と一味違う、とてもユニークなところだと言うことを知りました。

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要約して言えば・・・この美術館に展示してある美術品は、全て平安時代以降に作られた「仏像」で、その二十四体の仏像群は里人の厚い信仰心によって、戦乱や廃仏毀釈などの時代の波をくぐり抜けて今まで守られてきたものなのです。
そして、今後も散逸することがないように保存継承し、この素晴らしい文化財を多くの人々に鑑賞してもらおうと美術館を建設した、という次第なのですねぇ・・・世の中には、税金で作った官立の美術館や、企業がメセナ活動の一環で作った美術館などが多い中、ここの美術館の成り立ちはどうですか、感動的でしょう!

さて、肝心の仏像ですが・・・一言でいえば、「こんなに素晴らしい仏像が、こんな田舎(失礼!)にあったのか」というほど、僕にとっては感動的な出会いでした。

平安時代に作られた「薬師如来坐像」も、大らかで堂々とした魅力的な姿でしたが、それよりも鎌倉時代の仏師”實慶”の作である「阿弥陀三尊像」に釘付けになりました。
僕は、實慶という仏師を知らず、従ってその作品も見たことがなかったのですが、説明によって、あの天才仏師運慶の父親である康慶の弟子で、”慶派”工房のメンバーだったことが分かりました。
なるほど、その姿の若々しさといい、写実性といい、技術の高さといい、運慶の作品に通づるところを強く感じたのはそういうことか、と納得しました。

「十二神将」もよかったし、江戸時代に作られたという「空海上人坐像」もユーモラスな作品でした。また訪ねたいと思った美術館でした。

駿河湾が一望できる部屋でご馳走になった「志摩津」のお寿司と共に、僕達にとって忘れられない一日になりました。

      大日如来

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2015年8月29日 (土)

夏休みの締めくくりに・・・

今日は・・・見たかった展覧会、一度行きたかった古本屋、前々から気になっていた美術館など、これらのある三島・沼津・函南の町を、気心の知れた友人夫妻の案内で巡ることができ、夏休みの締めくくりとして、とても充実した一日でした。

まずは三島市にある「佐野美術館」。
いま開催されているのは『曾宮一念と山本丘人
海山を描く、その動と静』です。

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まだ若い時分、乃里子さんから「曾宮一念はいいよ!」と教えられたとき、感受性の鈍い僕は、”何だかなぐり描きのような雑な絵”という感じを受けて、どこがいいのかよく分からなかったのですが、その後、折に触れ一念の作品を目にする度に、踊るように動きのある線や澄んだ色使いに、次第に心惹かれるようになりました。

今回の展覧会では、一念の絵をまとめて見られるというので、期待して出かけたわけですが、その期待をはるかに上回る素晴らしい作品の数々に”感動”の連続でした。
「開聞岳遠望」の光の表現や、「裾野の雲」の大胆な風景の切り取り方など、見るものの足を止めずにはおかない作品ばかりでしたが、特に「八ヶ岳残雪」は素晴らしかった!この画家の大胆な表現力に圧倒されました。こんなに美しく効果的に”雲”を描く画家を僕は知りません。

展覧会を見終えていい気持ちになった後、次に向かったのは沼津市にある本屋「weekend books」です。

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この古本屋さんのことは、以前、全国の個性的な本屋を特集した雑誌で知ったのですが、それ以来ずっと気になっていたので、今回訪ねることができ思いが満たされました。
ギャラリーを併設した空間はオーナーのセンスの良さを感じさせ、本の品揃えも面白く、時間があれば珈琲でも飲みながらもう少し過したいな、と思わせるお店でした。
とりあえず今回は寺山修司のエッセイを1冊と大橋歩のイラスト集を1冊手に入れました。場所も覚えたので沼津に来る楽しみがまた増えました。

・・・と、ここまでが午前中・・・
昼食後訪れた”気になっていた美術館”については、長くなるので次回にまわします。

       夕焼け

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2015年8月27日 (木)

和紙の里へ

もう10年ほど前になりますか・・・甲府まで行く道すがら、国道52号線沿いにある「なかとみ和紙の里」に寄り、そこで土佐の美須紙を数枚購入したことがありました。

そして・・・先日、僕がある書作品を頼んだとき、「そうだ!あの紙に書いてみよう」と突然思い出し、あれからお蔵入りになっていた土佐紙を取り出して書いてくれたのです。
ところが使ってみると、墨の乗り具合や滲み、それに絵具の発色など、土佐紙の持つ個性にとても感激したらしく、その後他の作品でも試してみて益々気に入ったようでした。
それ以来、「またあの紙が欲しいので連れてって!」と何度も言われていたので、本日掃除の後に車を飛ばして行ってきました。

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ここ中富は、16世紀の頃から「西嶋和紙」の生産地として、その”漉き””干し”の技術を連綿と受け継いできており、特に書道や絵手紙愛好者には広く知られている場所だそうですが、その中心にある「和紙の里」では、全国の和紙2,500種を展示販売しているのです。

さて、約90分のドライブをして久しぶりに訪ねたのにも関らず、お目当ての土佐美須紙は既に扱っておらず、乃里子さんは相当ガッカリした様子でしたが、係りのおねえさんが熱心に同じ風合いの紙を探してくれたので、それらを何種類か購入してきました。

帰宅すると早々にアトリエに入り、一枚ずつ試していた様子でしたが、とても嬉しそうな顔をしていたので、中々感触は良かったようです。安心しました。
この紙を使って、また新しい作品が生まれるのが楽しみです。

        薔薇

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2015年8月21日 (金)

ジョン・ヘルド個展

みなさ~ん、この蒸し暑さにやられていませんか?
夏休み中の諸々の計画も大方片付き、気が抜けた僕は少々バテ気味です。

さて、今日は来月から友人のギャラリー「アートスペース <エディション・シミズ>」で開催される個展を紹介します。

『ジョン・ヘルド個展』
「ベニスの壁」:写真作品+オリジナル郵便切手

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期日: 9月4日(金)・5日(土) 13:00~18:00
                    12日(土)   13:00~17:00
    
※レクチャー&ポトラックパーティ:9月4日 17:00~
      
ワークショップ:9月5日 14:00~

ジョン・ヘルド氏はアメリカのアーティスト、著作家、現代美術研究者だそうです。詳しくは上記ギャラリーをクリックしてみてください。

静岡などではあまり開かれることのないとても興味深い個展です。<エディション・シミズ>のオーナーならではの企画だと思います。是非足を運んでみてください。

2015年8月15日 (土)

Peace

夕方散歩に出たら、ツクツクボウシの声を聞きました。
”晩夏”という文字が頭に浮かびましたが、でもまだ厳しい暑さは続きそうです。
本日の清水の最高気温は32℃でした。

1945年8月15日・・・70年前の敗戦の日、東京の最高気温は32.3℃。今日の清水と同じような暑さだったということです。
滴る汗を拭いもせず、呆然と玉音放送を聞いたであろうその日の人々の喪失感を、僕達は漠然と想像することしかできません。

しかし、僕達日本人にとって、8月15日という日が、「悲惨な戦争で失われた多くの命の犠牲の上に今の平和がある」ことを認識し、「この平和を未来へつないでゆく義務がある」ことを確認する日、であることを忘れてはならないと思います。

好きな絵を描き、好きな歌を歌い、家族のために働き、美味しいものを食べ、皆で笑い・・・こうした当たり前のことが失われる恐ろしさを想像してみてください。平和こそ最も大切な価値だと気づくはずです。

         Peace

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2015年8月11日 (火)

夏休み前に・・・

土曜日の朝のこと、Sさんご夫妻が二人仲良く訪ねてくださいました。
いつものように爽やかな笑顔のご主人の手には、小さな白い花をつけた鉢が一つ・・・「鷺草(さぎそう)」です。

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数年前から自宅の庭で丹精していたものが、今年ようやく思い通りの花を付けたということで、一鉢持ってきてくださったのです。
鷺草といえば、山野草の中でも人気の花です。まさに白鷺が羽を広げて飛び立つ姿を髣髴とさせ、これ以外には無いネーミングだと感心します。
ギャラリーのベンチに置いてみると、涼しさを感じます。この日は夕方からミニライブを予定していたので、暑い中来てくださる方々に楽しんでもらえると、嬉しくなりました。

さて、その「第2回 金木犀ライブ」に来てくださったN夫妻から、木版手染の鳥のぬいぐるみ”れんじゃく”と”花ばと”をいただきました。しかも、”希望の卵”付きです!

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それにしても、この日は一日”鳥”に縁がありましたね。ライブの最初の曲も「海鳥の歌」だったし・・・

次の日の日曜日は、夏休み前の最後の開廊日ということもあってか、大勢の方で一日賑いました。
中でも、Hirokoさんが、久しぶりにカナダ在住の友人親子を伴って訪ねてくれたことは、とても楽しい出来事でした。

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前回の様子はこのブログでも紹介しました(2012年8月5日)が、二人の子供がとても成長していたのには驚きでした。
二人とも日本の大学へ進学したいと、夏休みを利用してオープンスクールに参加するなど、具体的に将来を考えています。確実にパワフルなお母さんの血を継いでいますね。

次の開廊日は9月4日・・・さ~て、それまでの夏休み、何をして過そうか・・・机に”ツンドク”になっている本をまとめて読もうか・・・ライブで反省の多かったギターのレッスンに励もうか・・・愛車を走らせて信州の高原に蕎麦でも食べに行こうか・・・行けなかったいくつかの美術館をたずねてみようか・・・
まぁ、あまり欲張らず、熱中症に注意して、何とか有意義に過したいと思っているのです。

        梨図

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2015年8月 8日 (土)

残暑お見舞い・・・

残暑お見舞い申し上げます。

本日は「立秋」です。
暑さのピーク!今日を境に暑さもゆるみ、少しずつ涼しくなってくると言われています。
そういえば、今朝はこころなしか風を心地よく感じましたが・・・しかし、近年は今までの常識が当てはまらないことが多いですからね~、あまり期待をしないようにいたしましょう。

さて、立秋といえば、お約束?の「金木犀」ミニライブの日です。
”準備万端”とはとてもいえませんが、何とか間に合わせることができましたので、お暇な方はどうぞお越し下さい。
17:00~18:00です。

ギャラリーの中でも秋の気配を感じていただけるような草花を活けました。

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       山百合

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2015年8月 7日 (金)

アリのままで・・・

毎日暑くて何をする気にもならなかったのですが、一昨日は久しぶりにマゴトラマンを誘って、静岡の街まで映画を見に行きました。
というのも、夏休み中にあった「サッカー大会」で10得点の活躍をして”優秀選手賞”をもらったというので、まぁ、そのご褒美ということで出かけたわけです。

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映画のタイトルは『アリのままでいたい』。
要するに子どもの好きな昆虫映画ですが、今までのものとは違い、世界唯一の特殊な”アリの目カメラ”を用い、3年もの歳月をかけて撮影されたというものなのです。
とにかく、アリの目線でとらえられた超クローズアップ映像の迫力は、子どもならずとも十二分に楽しめるものでした。

樹液を巡るカブトムシとクワガタの一騎打ち!カマキリの見事なハンティング!バッタの華麗な飛翔!獲物を捕らえるクモの糸の妙!・・・勿論、マゴトラマンはお終いまで食入るように見ていましたが、驚いたことに、僕の相方はそれ以上に目を輝かせて見ていたではありませんか!

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そういえば、この映画の宣伝を見たときから「行きたい!」を連発していたのを思い出しました。マゴトラマンのご褒美にかこつけて、きっと自分が見たかったに違いありません!

      冬瓜と南瓜図

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2015年7月31日 (金)

8月開廊日のお知らせ

毎日暑いですねぇ・・・

これは、ギャラリー入り口横に置いてある「風知草」です。

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少しの風でもサヤサヤと揺れるので、表を通る人達から「涼しそうでいいですね!」と声がかかります。

  ♪誰が風を見たでしょう 僕もあなたも見やしない 
   けれど木の葉をふるわせて 風は通りぬけてゆく♪

  
打ち水をしたり、団扇を飾ってみたり・・・目で涼しさを演出しながら、何とかこの暑さをやり過ごそうと頑張ってはいるのですが、なにしろ少し動くだけで顔から汗が噴き出してきます。

さて、8月の開廊日は以下のようになりますので、よろしくお願いします。


〈8月の開廊日〉


7/31(金)・ 1日(土)・ 2日(日) 

7日(金)・ 8日(土)・ 9日(日)

後半は「夏休み」とさせていただきます。

        朝顔

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