2015年3月29日 (日)

4月開廊日のお知らせ

大沢川の桜も大分開いてきましたよ。もうすぐ見頃です!
この季節の散歩は本当に楽しいですね。今日見つけたのは、枇杷の木の若葉です。瑞々しくて、生命力を感じます。

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こんな花も見つけましたが・・・僕には名前が分かりません。花びらの先の緑の模様がとても愛らしいです。

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さて、4月の開廊は以下のようになります。
春の花々の作品を中心に展示いたしますので、どうぞ遊びにおいで下さい。

〈4月の開廊日〉


 3日(金)・ 4日(土)・ 5日(日)

10日(金)・11日(土)・12日(日)はお休み

17日(金)・18日(土)・19日(日) 

24日(金)・25日(土)・26日(日)

       檸檬

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2015年3月26日 (木)

心を・・・

このところテレビの報道を見ていると、毎日”桜の開花状況”を大騒ぎしながら流しています。
面白い国民だな~、と思いながら見ていましたが、なんだか僕も気になってきたので大沢川まで行ってきました。
今はまだこんな具合ですから、暖かくなると予想される土・日曜日くらいに、一気に咲くかもしれませんね。

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さてさて、「忙(いそがしい)」という文字は「心を亡くす」と書きますが、僕にとって三月はまさに文字通りの忙しさで、公私にわたる様々な用事に追われる日々でした。
そして、本日ようやく自由な時間が出来たので、掃除を済ませた後、前々から行きたかった「芹沢銈介美術館」の企画展『柳宗悦と芹沢銈介』を見てきました。

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地元にこの美術館があることは、静岡市民としての僕の自慢で、遠来の客がある時などは必ずお連れし、喜ばれています。
従って、新しい企画になると必ず足を運ぶようにしていますが、今回は特に見逃せないのです。というのも、”芹沢銈介生誕120年記念展”ということで、柳宗悦との関係をテーマに選び、駒場の「日本民藝館」から多くの作品を借り受けての展示ですから、美術館としてもとても力の入っている企画なのです。

柳宗悦とは、言わずと知れた「民藝」の生みの親であり、思想家・宗教哲学者としても高名ですが、芹沢が生涯で唯一「師」と仰いだ人物でもあるのです。
天才的審美眼を持ち、多くの芸術家を育てましたが、特に芹沢は柳に出会ってから作品が変わり、才能を開花させたように思います。


会場に入ると、まず『文エガケ 文ナキマデニ』と書かれた柳の書作品がかけられています。
これは・・・「描きぬくとは多くを描くことではなく、最も少なきに多くを含めることであろう。なくてならぬものに切りつめてこそ味わいが溢れ出よう。それは文
(あや)あって文なき境地なのである」・・・ということなのです。

そしてこの境地は、芹沢の”省く技術”と独創的な”デザイン力”によって生み出された作品に如実に現れているのです。驚嘆します。

この企画によって、今までよりも芹沢作品に一歩近づけたような気がしました。久しぶりに心を取り戻すことができた有意義な日でした。

       白椿一輪

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2015年3月17日 (火)

ゼノフォービア?

東京に住む友人のブログを読んでいると、ここのところ丸谷才一の本について書いているので、僕も懐かしくなって、本棚から埃をかぶった彼の小説や随筆を取り出して、久しぶりにパラパラと捲ってみました。

丸谷才一といえば”寡作の長編小説家”として認識されていますが、書いた小説の数は少なくても、エッセイや対談本の方はとてもたくさん残しています。
とにかく、その知識は幅広く教養豊かで、文章の巧さは当代一(と僕は思っています)ですから、いったんページを開けば止められなくなります。

今日も、煎餅をかじりながら『青い雨傘』というエッセイを読んでいると、「ゼノフォービア」と題された一文があり、ヘ~ッ!と驚きながら読み進みました。
因みに、「ゼノフォービア」とは「外国人嫌悪」という意味なのですが、ここで作者が論じているのはそんな大げさなことではなく、”隣の県の悪口”程度の可愛いものなのです。

・・・で、僕が特にびっくりした箇所はどんなところかと言えば・・・
「全都道府県の中で衣料費の支出が最も多いのはどこか?」、すなわち、最も身だしなみに気を使いお金をかけているのはどこの人か、ということを論じているくだりです。
この答えが思ってもみなかった(失礼!)県だったので、作家と同じく僕も驚いたというしだいです。

皆さんいったいどこだと思います?
「京の着だおれ」、なんていうから京都?・・・全然違います。
それじゃぁ、やはり東京?・・・残念、東京は3位です。
答えは福島県です!どうです、驚いたでしょ?
しかも全支出に対する食費の割合は最下位、ということですから、「食事を節約してでも良い服を着たい!」という人が多いということなのでしょうねぇ・・・その理由を江戸時代の水戸藩の事情まで遡り考察しているのがとても面白いのですが、長くなるのでここには書きません。あしからず!興味の沸いた方は、どうぞ本屋さんまで!

まぁ、ことほどさように丸谷才一の書いた本はどれを読んでも、その教養の深さと巧みな筆とで、僕を様々な世界へ連れて行ってくれました。
5年、10年、と間を空けて作者は長編小説を発表し、待ちかねていた読者は悦びをもってページを開く・・・ずっとそんな感じでしたが、『持ち重りする薔薇の花』を最後に、いつまで待っても新作を読むことはできなくなりました。

       薔薇

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2015年3月16日 (月)

春ですね!

同じ清水区に住むSさんのお宅には広い庭があり、そこで沢山の花々を育てておられます。そのSさんが昨日久しぶりにお見えになったので、季節の花のことなど、ゆっくりと四方山話を楽しみました。

すると今朝のこと・・・蕗の薹、土佐水木、喇叭水仙、クリスマスローズなど、瑞々しい花々を早速届けてくださいましたので、とても感激してすぐにギャラリーに飾ってみました。どうぞご覧下さい。

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きれいですね・・・本当に気持ちが和みます。

さて、春といえば卒業式や入学式のシーズンですから、今日はこの絵を載せましょう!

      乙女図

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2015年3月10日 (火)

石田徹也展

山田太一さんは、昔から僕の大好きな脚本家です。
放映されたドラマは大体見ていますが、今までがっかりしたことはほぼありません。もう80歳だそうですが、ストーリーテラーとしての力はまだまだ健在で、昨年末にもNHKで『ナイフの行方』というドラマが放映されました。


ドラマの出来もとても良かったのですが、そのタイトルバックに用いられた石田徹也の絵(「飛べなくなった人」)が印象深く、ずっと心に残っていたところ、タイミングよく静岡県立美術館で『石田徹也展ノート、夢のしるし』が開催されたのです。

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しかし中々まとまった時間が取れず行きそびれており、3月に入ってようやく足を運ぶことが出来たのです。決して、僕の好きな部類の絵ではないのですが、敢て言えば”見に行かざるを得ない絵”として心を動かされたのです。

想像したとおり、印象はとても強烈でした。
現代人の心の痛み、苦しみ、不安、孤独・・・それらを自分の中で昇華(あるいは消化)させるために描いた絵のように感じました。
丸刈りの男性がどの絵にも登場し、その表情はどれも少し悲しそうで不安そうで・・・
同じ表情のその男が、虫であったり、SLであったり、便器であったり、あるいは炬燵や校舎から顔が出ていたりと、モチーフとしてはユーモア的ギャグ的なのですが、見ていると、笑えるどころか悲しみや不安が襲ってきます。脈絡もなく、僕はバスター・キートンの映画を思い出しました。

石田徹也の絵画に対面したとき、見る側にその絵の意味と空間を読み解くことが求められます。
そういえば、キュレータの高橋瑞木さんが、現代アートについて、その著書『全てのドアは、入り口である』で次のように述べていました。

・・・現代アートは、見る人への問いかけを含んでいる。多くの現代アート作品は、あなたに「美しさ」や「価値」「この作品の存在する意味」を一緒に考えてほしい、というメッセージが形になったものと考えることが出来る。
現代アートは、作品を見て考えたり、語る人がいないと完成しない、あなたの関与を最も必要としている芸術ジャンルである・・・

石田徹也の絵画は、将にこの定義に当てはまるアートです。110点それぞれの作品から、疲れるほどの対話を強いられました。

そして、数日後の日曜日には、丸ノ内の「出光美術館」に行き『小杉放庵 東洋への愛』を見てきました。
僕はやはりこっちの方が心が安らぐなぁ・・・(絵画の価値をどこに置くかは人それぞれ)・・・と思ったしだいです。

      一輪の椿

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2015年3月 6日 (金)

花月

ー 啓蟄の もろもろの中に 老われも  <風生> ー

今日は二十四節気の一つ「啓蟄」。
冬ごもりの虫もモゾモゾと動き出し、あと二週間もすれば春分ですから、心も弾みます。

そして、弥生三月は「花月(かげつ)」とも言います。
そこでギャラリーには、椿・梅・アネモネなど季節の花々の新作を数点飾りました。

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可愛い黄薔薇の小品も・・・

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春らしい雰囲気を感じていただけるように飾りつけました。どうぞ遊びにおいでください。(明後日の8日はお休みさせていただきます)

       白梅

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2015年3月 4日 (水)

三椏

僕の故郷の岡山は、古くから和紙の生産地として知られています。
例えば、「備中和紙」は有名ですし、珍しいものでは県北の津山市に「津山箔合紙」といって、金箔などを保存するときに使う薄く滑らかな手漉き和紙があります。原料は「三椏(みつまた)」です。

そして、「三椏」を用いた紙といえば、ここ静岡も「駿河半紙」が知られていますが、これは江戸時代に富士宮の白糸の滝辺りで作られはじめたのが始まりだそうで、明治に入って富士の吉原地区で盛んになり、さらに”製紙の町富士市”として発展し、現在まで続いているのです。
そういえば、富士宮には和紙作家「後藤清吉郎資料館」があったり、柚野地区には手漉和紙の工房を持っておられる方もいて、今も伝統が受け継がれているようです。僕たちも何度かおじゃまし、見学させていただいた事があります。

なぜ和紙の話になったかと言えば、先日「椿の里」を尋ねたときに、清々しく咲く淡黄色の”三椏の花”に感動し、皆さんにも是非見ていただきたいと思ったからです。

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乃里子さんに問うてみれば、「三椏」で漉く紙は丈夫で光沢があるので紙幣の材料などに使われることが多く、絵を描く紙は「楮(こうぞ)」や「雁皮(がんぴ)」の方が適しているということです。
それにしても、枝が三つに分かれるこの面白い木が、紙の原料になるなどということを発見した人は、いったいどんな人だったのでしょうね・・・いつもながら、先人の凄さに驚くばかりです。

      十句観音経「椿図」

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2015年3月 3日 (火)

椿の里へ

先日、福岡に用事があり、長男と二人で行って来ました。
飛行機の便の都合で2時間ほど早く着いたので、久しぶりに「大宰府天満宮」にお参りをしてきたのです。
”心字池”に架かる三つ目の橋を転ばぬように慎重に渡り、本殿の前まで行くと”飛梅”がきれいに咲いていて感動しました。
世の中では大方の試験は終わったので、受験生の参拝者はあまり見かけませんでしたが、その代わり周りから聞こえてくるのは中国語ばかりだったので、”天神様”も戸惑っていたかもしれません。(^^)

昨日は、市内にある「椿の里」へ行ってきました。

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ここは静岡の街を一望できる高台にあり、約500種の椿が育てられています。
例年のようにお店の方にお願いして、園の中に落ちている椿の花を沢山拾って帰りました。
これをもとに新しい「椿花」の作品ができるのでしょうね。楽しみです!

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お昼はここの特製「椿弁当」をいただきました。通された座敷には100年前のものだという中々趣のある雛人形が飾られていました。店主が母上から引き継いだものだそうです。

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さて本日は桃の節句。夕飯は「ちらし寿司」かな・・・?

        椿

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2015年2月27日 (金)

雛祭り

もうすぐ「桃の節句」です。
わが家は息子ばかりなので、二番目の孫の誕生で、初めてお雛様を飾ることになりましたが、女の子のいる家々では、この時期”雛飾り”が華やかなのでしょうね。

さて、その「雛祭」について、今年はとても興味深い経験をさせていただきました。
乃里子さんの知り合いのKさんにお誘いいただき、静岡市にある旧家の「雛祭会」に出席させていただいたのです。

お誘いがあったとき、「ご主人はどうされますか?」の社交的な問いかけに、普通は「いやいや、女性のお祭りですから私は・・・」と辞退する所を、厚かましくも「お願いします!」と答えてしまいました。
歳を取ってから”何でも見てやろう精神”が旺盛になり、そのため、時として今回のような失敗をしてしまうのです(^^)・・・案の定、出席してみれば、席は妙齢の女性や上品な奥様方たちで占められ、男は僕一人という何とも冷や汗の出る状態でした。

飾られた大小のお雛様についての解説を聞きながら、供された甘酒をいただき、主催者の女性が手ずから折った「紙雛」をお土産にいただくなど歓待を受けました。

もう一つ驚いたのは、会場となった広い和室の床の間や襖に飾られた”書”作品の素晴らしさです。
というのも、主催者の女性の父君は、近代詩文の書家として名を残された森田安次さんで、その尊敬する父君が書いた作品を表装し、家のあちこちに飾っておられるわけです。
これは、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を書いてジャバラ本にしたものです。1冊いただいて帰りました。

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この写真の「男雛と女雛」が、主催女性手作りの紙雛です。その前に座る「三人官女と五人囃」は、数年前に乃里子さんが作った土人形です。

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ついでに「天神様」と「七人雅楽」の土人形もご覧下さい。

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今回は良い経験をさせていただきました。

       お雛さま

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2015年2月24日 (火)

3月開廊日のお知らせ

昨日今日と4月のような陽気ですね。

今朝早く、自然農法家のJINさんが「河津桜が咲きましたよ!」と、ピンクの可愛らしい枝を届けてくれたので、早速ギャラリーに飾ってみました。

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その後の散歩で見た有東坂池の河津桜も、ほとんど開いていました。

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今年こそ時間を見つけて、満開に咲き誇る河津桜を見に、伊豆半島まで行きたいと思っています。

さてさて、3月は世の中が慌しくなるシーズンですが、わが家でも”宮参り”だの”結婚式”だの”会合”だの・・・とにかく土曜・日曜に予定が集中
したので、早めに開廊日をお知らせすることにしました。


〈3月の開廊日〉

 1日(日)はお休み 

 6日(金)・ 7日(土)・8日(日)はお休み

13日(金)・14日(土)・15日(日) 15日は13時から開廊

4週目(20日・21日・22日)はお休み

27日(金)・28日(土)・29日(日)


勝手をして申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

       椿花

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