2015年7月 2日 (木)

忘れられない旅に・・・

昨日の続き・・・

”晴れ女”の神通力もさすがに二日目までは及ばず、残念ながら月曜日の富士山はすっかり雲に隠れてしまいました。
富士山が見えなければ朝霧高原へ行っても魅力半減!ということで予定を急遽変更し、「クレマチスの丘」へ行くことに決めました。

ここは、ヴァンジ彫刻が配置された庭園の景観、手入れの行き届いた花々、そして美味しいピッツァ・・・女性陣にとってはハズレ無しの場所です。
僕も久しぶりの”ヴァンジ彫刻”との対面でしたが、新しい作品も数点展示されており、充分楽しめました。中でも気に入った新作がこれ・・・

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企画展として、クリスティアーネ・レーア『宙をつつむ』が開かれており、不思議な彫刻とドローイングの作品が展示されていました。
「空間に生成されるかたち」・・・ということで、自然から採取したタンポポやアザミなどの茎や種子の特性を活かした作品を作り上げています。

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とても”軽やか”だけれど”儚さ”を孕んだ印象を受けたのは、やはりその素材ゆえでしょうか・・・女性陣も、とても興味を持って観賞していました。

昼食の後は『ビュフエ美術館』にも足をのばし、その後、満足したS母娘は次の目的地「箱根」へと向いました。

・・・と、ここで話は終わるはずでしたが・・・
聞けば・・・楽しみにしていた「富士屋ホテル」での宿泊も、その夜からの火山噴火による地震で肝を潰し、とても楽しむどころではなく、翌日は観光もせずそそくさと小田原まで下山すると、ナント!今度は例の新幹線の事件に巻き込まれて足止めをくい、岡山の家に帰宅したのは夜中だったとか・・・

ということで、はからずも最後は強烈な思い出も加わり、S母娘にとって、この旅はきっと忘れられないものになったでしょうねぇ・・・これに懲りず、また遊びに来てください!

       鉄線文鉢に空木

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2015年7月 1日 (水)

清水パワースポット巡り

日曜日から岡山の親戚のS母娘が静岡見物に出かけてきており、二日間一緒に過しました。

一日目は、お決まりの観光コース・・・というより、”清水パワースポット巡り”です。
この時期には珍しく富士山が姿を見せていたので、まずは日本平ホテルまで案内し、清水湊を見下ろしながら皆で富士の霊気を浴びました。

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続いて、ロープウェイに乗り「久能山東照宮」へ!
大々的に修復工事をやったとは聞いていましたが、建物にもあちこち手が入り随分きれいになっていました。

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”家康没後四百年祭”ということもあり、大勢の見学者が訪れていて中々活気がありましたが、静岡茶発祥の地「足久保」からもお茶農家の方がPRに来ており、観光客の方々に、蝶ネクタイをした”お茶ソムリエ”が淹れた新茶をサービスしていました。
僕たちも飲ませていただきましたが、「お茶はこんなに甘かったの!」と、地元の人間さえ驚かされるほど美味しいお茶でした。

次に行ったのは「三保の松原」。
”羽衣の松”を見た後は”神の道”を通って「御穂神社」へお参りです

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これで大体”清水パワースポット巡り”のフルコースですが、忘れちゃぁならないのが有東坂のパワースポット「ぎゃらりぃ金木犀」!

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ここに来るのも、S母娘の今回の旅の目的の一つだということで、三人は展示してある作品を熱心に見ながらとても感激してくれました。

「私たちが”晴れの国岡山”から良い天気を連れて来たので、今日は富士山を見ることができた!ラッキーラッキー!」「この調子で、明日は朝霧高原にでも行きましょう!」などと夕食の席で話は盛り上がり、一日目を無事終えました。

       ノイバラ

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2015年6月27日 (土)

7月開廊日のお知らせ

今日は、昔の職場の同僚だった女性陣が大勢で訪ねてくれました。
その中には、30年ぶりに顔を合わせた同期の友人もいて、懐かしい懐かしい思いが甦ってきました。
皆を誘って連れてきてくださったM夫人に感謝です。

さて、来月の開廊日は以下のようになりますので、よろしくお願いいたします。

〈7月の開廊日〉

 3日(金)・ 4日(土)・5日はお休み 

10日(金)・11日(土)・12日(日)

17日(金)・18日(土)・19日(日) 

24日(金)・25日(土)・26日(日)

明日6月28日(日)は、お休みさせていただきます。

       アネモネ

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2015年6月24日 (水)

千手寺

梅雨の晴れ間、今日はちょっと散歩の足を伸ばしました。

わが家から20分ほど歩いた所に『千手寺』という黄檗宗のお寺があります。
黄檗宗というのは、曹洞宗や臨済宗と同じく禅宗ですが、わが国に伝えられたのが江戸時代の初めということもあって、この宗派のお寺は全国でも数が少なく、中々珍しいお寺なのです。

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本山は、中国「明」の時代に来日した隠元禅師によって建てられた京都の「満福寺」ですが、他宗の寺院と異なり、この宗派の建物は明朝様式と呼ばれ、所謂中国風の趣を色濃く残しているのです。千手寺も、本堂の屋根や窓にその特徴が見られます。

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本堂と庭を挟んで建つ「白秋庵」を見たときに、随分以前に友人達とここに普茶料理(中国風の精進料理)を食べに来たことを思い出しました。
初めて食べた普茶料理が、肉や魚に擬した”もどき料理”だとは知りつつも、何だか奇妙な印象を受け、美味しいと思えなかったことを覚えています。

石灯籠の立つ中庭には、アジサイの花が美しく咲いていました。

       紫陽花

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2015年6月20日 (土)

   紫陽花や はなだにかはる きのふけふ  (子規)

”はなだ”というのは、「縹」と書いて、薄青色のことです。
『日本書紀』にも「深縹」「浅縹」などとの服色名が見られるそうですから、わが国の数ある伝統色の一つですね。
藍染の色で示すと、薄いほうから「浅葱(あさぎ)」・「縹(はなだ)」・「藍(あい)」・「紺(こん)」となるわけですから、縹とはどの程度の青色かイメージできるのではないでしょうか。

”七変化”と呼ばれる紫陽花の色の中でも、僕は青系の色が好きなので、散歩をしていても、ついついレンズが向いてしまいます。この写真の紫陽花は、「縹」というより「露草色」でしょうね。

Resized
日本の伝統色には、「紅柄色」とか「千種色」とか「萌黄」とか「利休鼠」とか、情趣ある名前がついているものが沢山あって、色辞典など読んでいても飽きません。
そういえば、最近見つけた自家焙煎の珈琲屋さんには三種のブレンド豆が置いてありますが、その名前がたしか・・・「檜皮(ひわだ)」と「代赭(たいしゃ)」と「丁子(ちょうじ)」だったかな・・・焙煎の深さによって豆の色を連想させる、中々粋なネーミングじゃあありませんか。飲んでみたくなりますね。

       紫陽花

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2015年6月17日 (水)

花旅

issieさんから久しぶりのお誘いがあったので、今日は朝から山梨方面へ紫陽花を見に行ってきました。

国道52号線を北に向い、身延道を鰍沢の町に入ると山側に折れてしばらく走り、最初の目的地「小室山妙法寺」に到着しました。

僕は今までこのお寺の存在を知らず、今回初めて訪ねたのですが、まず総門をくぐってしばらく走った後に現れた堂宇の立派さにとても驚きました。三門は県指定の文化財です。
元々は真言宗の寺であったのですが、鎌倉時代の住職日伝が日蓮上人との法論に敗れ、その後に日蓮宗の寺になったと言うことです。歴史を重ねた由緒あるお寺なのですね。

そんなことより、とにかく2万株の紫陽花が境内のあちこちに見事に咲いており、感激してしまいました。

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聞けば、27日から「アジサイ祭り」が行なわれるということですが、そうなると大変な人出になるので、今回の早めのお誘いは本当に幸運だったと思いました。

「あじさい寺」と呼ばれるお寺は、京都の三千院や鎌倉の明月院を初め、全国に多々ありますが、ここ妙法寺も(それらの寺のように洗練されてはいませんが)山深い場所の野趣溢れる景色の中に色とりどりの紫陽花がとけ込んでいて、見る者を十分満足させてくれます。

お昼は美味しい蕎麦を食べ、次に向かったのは南部町の「うつぶな公園」・・・ここは今まで二度ほど訪ねましたが、二度とも時期を少し過ぎていて、ちょっと残念な思いをした場所です。
しかし今回は、90種3万株といわれる紫陽花が”今を盛り!”と咲き誇っており、大いに堪能することが出来ました。

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ここの「アジサイ祭り」も今週の土曜日からと言うことで、一足早く人気の少ない公園内で清々とシャッターを切ることが出来ました。
雨にも降られず、渋滞も無く、issieさんのおかげで、今回はとても幸運な”花旅”になりました。

       紫陽花と枇杷

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2015年6月10日 (水)

四百年祭

夕方の散歩で近くの有東坂池まで行くと、黄色い「スカシユリ」と「タチアオイ」がきれいに咲いていました。

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日陰で俯いたように咲くササユリなどと比べると、太陽の下で上を向いて咲くスカシユリは、見る人に陽気な印象を与えます。しかもこの花には、百合独特の強烈な匂いが無いので、このように群生していても誰もが楽しめますね。

タチアオイといえば・・・今年は”徳川家康公没後四百年”ということで、所縁の地ではどこも大騒ぎしてますが、今川氏の人質として若き日をこの地で過し、将軍を引退し大御所となってからも、終の棲家としてこの地を選んだ家康に、静岡の人たちは強い思いを寄せているのです。

「家康公四百年祭」のイベントは、もちろん静岡でも様々に企画されているようで、9月には『駿府天下泰平まつり』なる催しがあるようです。
その他にも、「家康公検定」?を実施したり、「家康公顔はめカード」なるものや「イベントガイド」がそこかしこのお店に置いてあったり・・・ということで、いま静岡は市内のどこへ行っても”葵の紋所”がやたらと目につきます。さすがの大御所も苦笑いしていることでしょう。

さて、散歩からの帰り、「花の周りに色んな虫もいたねぇ」と、スケッチブックの端のいたずら描きを見せてニヤリとしました・・・僕がカマキリ苦手なのを知っているのに・・・

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タチアオイの彼方に、清々しく竜爪山が見えました。

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       スカシユリ

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2015年6月 9日 (火)

梅雨ですね・・・

静岡は昨日入梅でした。
梅雨の声を聞いた途端、今日は一日中うっとうしい雨空で、窓から彼方に見えるはずの富士山は、もちろん姿を隠していました。
ただ、昨日の午前中は(短い時間でしたが)雲間にのぞいていました。こんな感じです・・・

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さて、以前から行きたい行きたいと思っていた映画『駆込み女と駆出し男』を、やっと観に行く事ができました。
予想通りというか期待通りというか、大変できの良い映画で、僕の中では◎でした。最近、「時間を返せ!」と言いたくなるような酷い邦画を見たので、その反動もあってか、見終わってとても爽やかで充実した気持ちになりました。

原作は井上ひさしの『東慶寺花だより』です。
彼の作品ですから、取材や時代考証は徹底しているでしょうし、何より登場人物それぞれが個性的で、テンポの良い演出の中で躍動していました。映像もとても美しく、原田眞人監督の代表作になるのではないでしょうか。
とにかくおススメですが、もう終わっちゃうのかな・・・

      カサブランカ

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2015年6月 5日 (金)

6月開廊日のお知らせ

〈6月の開廊日〉

 5日(金)・ 6日(土)・ 7日(日)

12日(金)・13日(土)・14日(日)

19日(金)・20日(土)・21日(日) 

26日(金)・27日(土)・28日はお休み

「今日はギャラリーやってるの?」という友人からの電話で、6月のお知らせを載せていないことに気付きました。 すみませんm(_ _)m

さて、昨日は久しぶりに富士山がきれいに見えたので、日本平まで上ってきました。

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群青の山肌に少し雪渓が残るこの時期の富士が好きです。

      山水富士図

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2015年5月31日 (日)

MOT

MOTというのは、Museum of Contemporary Art Tokyo の略称で、つまり「東京都現代美術館」のことです。

絵画は好きでも、Contemporary Artには殆ど興味が無かったので、正直に言えば、長らくこの美術館の存在さえ知らなかったのです。
ところが、乃里子さんにくっついて色んな美術館の色んな企画展を訪ねるうちに、僕の頭の中の固かった部分が次第に融けてゆき、少しずつ面白みが分かってきたのです。
それにともなって、現代アートに関連する本を積極的に読むようになりました。中でもギャラリスト小山登美夫さんの本が面白くて、今までに何冊も読みましたが、特に『その絵、いくら?』(講談社)は”目から鱗”の連続で、とても勉強になった1冊でした。

たとえば・・・「アートの価値が分かるための勉強方」というところでは、まず”目と耳を鍛える”ことをすすめています。
「目を鍛える」とは、ジャンルにとらわれずいろんな作品を見るということ。すなわち美術館やギャラリーに足繁く通い、自分なりに好きか嫌いかを感じて感性のトレーニングをするのです。そのときの判断基準として、「技術」・「感情」・「コンセプト」の三つの要素に焦点を当てて作品を見ていけば、”理屈で考える”のではなく”感性を磨く”ことが出来るというのですね。
「耳を鍛える」とは、情報を収集し、それを整理し、マーケットの動向を知るということ
。すなわち「いいな!」と思ったアーティストの情報を徹底的に集めるのです。

というような次第で、今回の「MOT」訪問はとても楽しみだったのです。
訪ねてみれば大変立派な美術館で、キャパシティーが大きいので
三つもの企画展をやっていました。

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一つは『山口小夜子 未来を着る人』、二つ目は『他人の時間』、そして三つ目が開館20周年記念の『コレクション・ビカミング』です。
どれも興味深く、時間をとってゆっくりと見ましたが、個人的には、アジア太平洋地区の作家20人の作品で企画された『他人の時間』が面白かったですね。インスタレーションの作品も多くあり、中々楽しめました。
感想は・・・長くなるので次の機会に・・・

      土佐水木

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