2016年8月25日 (木)

諏訪 北澤美術館

オリンピックも終わり、落ち着かなかった僕の生活も、ようやく元のペースに戻りました。

戻ったところで前回の続きですが・・・八ヶ岳を後にして、二日目は諏訪湖に廻りました。
諏訪湖と言っても、湖を見に行ったわけでも諏訪大社にお参りに行ったわけでもなく、湖畔に点在する美術館をハシゴする目的で訪ねたのです。

まずは「SUWAガラスの里美術館」です。
ここでは「現代ガラス作家展」が開催されており、国内外の今を代表するガラス作家の作品が展示されていました。ガラスといっても、想像を超える技術と多様な表現方法(中にはガラスのドレスも!)にとても驚かされました。
体験工房やガラスショップを併設するこの施設は、元々は「北澤美術館」の新館として建てられたものなので、次には本家を訪ねることにしました。

「北沢美術館」といえば、アール・ヌーヴォーのガラスコレクションと共に、日本画のコレクションも充実しているので、僕にとっては一石二鳥です。

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一階の企画展は、『ガレの花園』と題して、エミール・ガレがこよなく愛した花々をモチーフにした作品を展示していました。
薔薇やカトレアやひなげしや百合・・・そして菊や紫陽花など日本の花も作品に取り入れており、これだけの数のガレの名品を見られたことに大いに感激したしだいです。
ドーム兄弟やラリックなどの作品もありましたが、ガレのものは、やはり発想の豊かさや表現力において抜きん出ていますね。

二階の日本画の展示は『文化勲章受賞作家展』という企画で、この美術館が所蔵する19名の受賞作家の絵を前・後期に分けて紹介するというものです。
どれも一流の作品ばかりで堪能しましたが、中でも山口華楊の「白狐」は素晴らしかった!この絵が見られただけでも来た甲斐があったと思ったほどでした。

この展示では、作品と共に制作に対する作家の姿勢も紹介されていましたが、その中の山口蓬春の言葉に、乃里子さんはいたく感心している様子でしたので、ここに載せておきましょう。

・・・このようにして最初は「観たまま」の写生、次いで「感じたまま」の写生が、それから、さらに進んで、「知ったまま」の写生に至るのであるが、一つの写生が、この観たまま、感じたまま、知ったままを一つの写生の中に包括することができるようになれば、その写生は立派な写生であり、このような写生によって初めて立派なタブロウが創作されることになるのである・・・

残念ながら、僕にはボンヤリとしか理解できませんでしたが・・・次は大好きなアンリ・ルソーの絵を見ることができると思うと、ワクワクしながら会場を後にしました。

       カサブランカ

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2016年8月20日 (土)

小野リサ ボサノヴァ・ナイト

今回の日本選手の頑張りは大したものですね~!勿論リオ・オリンピックのことですよ!テレビの画面を通して、連日感動をもらっています。

先ほども400メートルリレー決勝で2着の銀メダルというニュース!嬉しさを超えて唖然としてしまいました。
確かにオリンピックの花形は陸上のトラック競技ですが、考えてみれば、そのトラック競技での日本人の銀メダル獲得は、1928年アムステルダム大会の人見絹枝さん以来ですからねぇ・・・すでに伝説の中の出来事ですよ・・・それ以来、世界は遠いものだったのですが、これによって4年後の東京五輪がグッと近づいてきた感じを持ちましたね。

・・・ということで、連日テレビにかじりついているこの頃ですが・・・昨日は久しぶりにNさんが見えたので、昼食を一緒にしたり、「芹沢銈介美術館」の『書物のよそおい展』を見に行ったり・・・外に出て楽しい時を過しました。

久しぶりに会うと、その間のお互いの情報交換をするのが常ですが、絵画や音楽の嗜好が似かよっているので、たいがい「どこの美術館でどんな展覧会を見てきた」だの、「だれそれのライブを聴いてきた」だの、という話になります。
いつもは、行動的なNさんの話を聞くほうが多いのですが、今回は、僕が八ヶ岳で聴いた「小野リサコンサート」の話題を出して、大いに羨ましがらせたのです(^^)

「八ヶ岳高原音楽堂」は、林の中に佇む木造六角形の建物で、周りの環境に調和したとても素敵なホールです。
大きなガラス壁の向うに見える大自然をバックにしたステージに、黒いドレス姿の小野リサが登場し、ピアノとフルートの伴奏の中でギターを弾きつつ『黄昏のビギン』を歌いはじめました。

一部はCD「ジャポンシリーズ」の中の日本の曲が中心でしたが、二部に入ると本格的なボサノヴァ曲となり、アントニオ・カルロス・ジョビンの「ウェーブ」やオスカー・カストロ・ネヴィスのメドレーなどを歌い、そして演奏し、まさに水を得た魚の如く生き生きとしたステージでした。
第二の故国であろうブラジルで、今将に行われているオリンピックの話題を織り交ぜながらのMCも、とても楽しいものでした。

はじめは、ステージ後方のガラス壁の向うにはっきり見えていた木々の緑が、薄闇の中で次第にシルエットになってゆき、いつのまにか闇に包まれてゆく・・・時の移ろいと共に変化してゆくそのシチュエーションも効果的でした。

「このところCDを聴かない日は無い」というくらいNさんも大の小野リサファンです。来年の夏はご一緒できればいいな、と思ったものでした。

       カサブランカと薔薇

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2016年8月17日 (水)

井津建郎さんの写真展

「納涼展」」以降、お盆をはさんでゆっくりさせていただきました。

11日には、半年も前からチケットを取って楽しみにしていた『小野リサ ボサノヴァ・ナイト』を聴きに、「八ヶ岳高原音楽堂」まで行ってきました。

お盆の帰省ラッシュで道路の混雑が心配でしたが、あまり渋滞も無く、予定通り最初の目的地である「清里フォトアートミュージアム」に到着しました。
実は、出発前に友人のM夫妻から「今、『K
MoPA』でやっている井津建郎の個展がとっても素晴らしいよ!」と薦められていたので、ついでに立ち寄ったのです。

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友人の言葉どおり、「インド ー 光のもとへ」と題された展覧会は、どの作品も深く心に沁みてくる感動的な写真ばかりでした。
モノクロ写真はカラーに比較して説明の量が少ないため、見る者の想像力や思考力に訴えかけてくる効果が強くなります。従って、人によって印象の度合いが異なり、心の動きも違ってくるわけですが、M夫人などは相当感激した様子で「涙が止まらなかった・・・!」と言っていたほどです。

こうした感動は、写真の見事さもさることながら、”祈り”とか”死”というテーマが持つ力と、その写真に付けられた井津氏の淡々とした文章が醸す力とが混ざり合い、もたらされる効果だろうと思いました。
それに、何といっても、インドの長く深い祈りの文化から生れたであろう人々の哲学的な表情は、とにかくインパクトが大きいですね!
寄り道してよかったと思っています。

この展覧会は10月10日までやっています。

       大日如来

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2016年8月 7日 (日)

「納涼展」おわりました

「納涼展」、無事おわりました。有難うございました。

この展覧会を企画した頃から、乃里子さんは日頃描くことの無い扇子や団扇を毎日手にとって、実に楽しそうに描きすすめていました。
そして、描き溜めたそれらを展示し、沢山の方々に見ていただき、楽しんでいただいて、本当に充実した四日間でした。


暑い中お運びいただいた皆さんに、心から感謝申し上げます。

      団扇「ダリアと人形図」

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      団扇「葡萄図」

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      扇子「青薔薇図」

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      扇子「大山蓮華図」

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2016年8月 5日 (金)

二日目です

今日も全国的に猛暑で、静岡も33℃と暑い一日でした。

さて、「納涼展」も二日目が終りました。
扇子や団扇もさることながら、初めて作った絵皿が皆さんに好評で、嬉しいかぎりです。
「これは夏の絵柄なので、残りの季節の花もデザインしてください」、という声も少なからずあり、「それならば秋も作ろうか・・・絵柄はモミジかな?コスモスかな?」などと調子に乗って考えているところです(^^)

ニュースを見れば、サッカーのオリンピック代表がナイジェリアに負けたようですね・・・モチベーションが下がりましたが、あと二日間、頑張ります!

      団扇「青い花々図」

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      扇子「樹陰読書図」

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2016年8月 4日 (木)

初日です!

「納涼展」初日が終りました。

開廊前にSさん夫妻がお見えになり、「今日から企画展でしょ?鷺草を持ってきたので、ギャラリーの隅にでも置いて、四日間皆さんに楽しんでもらってください」と、ご主人が丹精した鉢を貸してくださったのです。

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午前中から途切れることなくお越しいただいたお客様たちに、壁やベンチに並べた扇子や団扇、そして出来たての絵皿を見ていただきながら、ワイワイと楽しくお話しさせていただき、とても充実した一日でした。
明日からは港祭りも始まり、清水は一年中で一番賑やかな町になります。僕ももう一汗かいて頑張りたいと思っています。

      団扇「緑釉家屋図」

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      扇子「黒鯛図」

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2016年8月 3日 (水)

絵皿です!

午前中、掃除をしていると心待ちにしていた「絵皿」が届きました。

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ご覧のように、夏シリーズの絵柄は、藍色と水色の2色で描いた「朝顔」と「紫陽花」の二枚です。直径は19.7cm。

これからの暑い日々に喜んでいただける涼しげな色合いの、使い勝手のよい生活食器に出来上がりました。想像していた通りの出来ばえで、ホッと胸をなでおろしています。
これならば皆さんに喜んでいただけるだろうと思うと、明日からの「納涼展」の楽しみがまた増えました。
値段は一枚1,800円、ギャラリーで販売いたします。
いよいよ明日からです!多くの方々のお越しをお待ちしています。

      団扇「鬼灯図」

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      扇子「蜻蛉図」

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2016年8月 2日 (火)

準備万端です!

今日は朝から「納涼展」の飾り付けを頑張りました。

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八月二日はわが家にとって大切な日なので、夜は贔屓のお寿司屋さんに予約を入れ、それを楽しみに汗を流して一日働いたわけです。
飾りつけの合間に表具屋さんまで絵をとりに行き、額屋さんへ走り、残った事務処理をして一日を終えました。準備万端です!

それにしても残念だったのは、今日届くはずだった絵皿が、何だか発送の手違いで明日になったことです。
今夜はブログに載せて皆さんに見ていただこうと思っていたのに果たせませんでした・・・明日は必ず!

      団扇「星座図」

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      扇子「茄子と桔梗図」

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2016年7月30日 (土)

8月開廊日のお知らせ

第1週目の下記4日間は納涼展」です!

〈8月の開廊日〉

 4日(木)・ 5日(金)・ 6日(土)・ 7日(日) 

2週目以降はお休みにさせていただきます。

連日暑いですね!窓の外の金木犀の木に止まった蝉がシャーシャーと鳴き続けています。静岡もようやく夏らしい季節になりました。

暑い、といえば・・・今、中国地方の各県で、「全国高等学校総合体育大会」(インターハイ)が開かれ、各競技の高校生たちが暑い中連日熱戦を繰り広げています。
その中のホッケー競技は鳥取県の八頭町というところで開催されているのですが、つい先ほど静岡県代表「御殿場西高校」の部長さんから、「青木さん、1回戦2対0で勝ちました!」と嬉しそうな声で連絡が入りました。
長い長い年月、暑い夏も寒い冬もグランドに立って生徒たちを指導し、ようやく全国大会への出場が叶い、しかも初戦突破です!どれほど嬉しいことでしょう!電話からも喜びが伝わってきました。
スポーツの持つこの清々しさは何ものにも変えがたいですね。

スポーツといえば、もうすぐ「リオオリンピック」が始まります。
ホッケー競技は・・・残念ながら男子は出られませんが、女子(愛称は「さくらジャパン」)は出場します。中々期待できるようですから応援しなければなりません。また寝不足の日が続きそうです。

      団扇「向日葵図」

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      扇子「富士図」

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2016年7月28日 (木)

大輪朝顔

「朝顔」が秋の季語だとご存知でしたか?

『拾遺集』に、「君こずば 誰に見せまし わが宿の 垣根に咲ける あさがほの花」(よみ人しらず)という歌がありますが、巻三(秋)に入っているので秋の歌なんですねぇ・・・まぁ、旧暦ですから、今とは季節感が大きく異なるでしょうけど・・・それにしても、なんだかピンときません。

昨夕のこと。ローカルニュースを見ていたら、静岡浅間神社で「朝顔展示会」が始まったと伝えていました。
「静岡朝顔研究会」なるグループがあって、その方たちが育てた大輪朝顔が約300点展示されているというので、用事のついでにちょっと足をのばして見てきました。

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アサガオといえば、今は典型的な夏の園芸植物です。
中国大陸から伝わってきたのは古く奈良時代だそうですが、広く親しまれるようになったのは江戸時代で、二度の”朝顔ブーム”があったそうです。
最初は文化・文政の頃で、このときは「変化朝顔」がもてはやされ、二度目は嘉永・安政の頃で、この時期は「大輪朝顔」が主流になり、それが明治を経て現在に至っているということでした。

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今日見たものも「大輪朝顔」でしたが、見た目よりも大きさを競いあって順位をつけるのですね。
”天位”という最高位のものは直径20センチほどもあったでしょうか?・・・しかし、僕が目を奪われたのは、大きさよりもやはり独特な色の美しさでした。西洋アサガオと違って、どれも「粋さ」が醸し出されていて、実に日本人らしい感性によってつくられたものだな~、と感心したしだいです。

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残念ながら、来た時間が昼を過ぎていたので、折角の花が少々ヘタレ気味でした。朝顔ってくらいだから朝早くに来なくちゃいけなかったなぁ、と反省しながら一鉢購入して帰路につきました。

      団扇「朝顔図」

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      扇子「葡萄と李図」

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