2015年7月24日 (金)

激突!

先日のこと・・・お店でお客さまと話していたら、突然 ドンsign03 という大きな音がしました。
車でもぶつかったかと驚いて出てみると、外は夏の午後の静けさで、車はおろか人っ子一人おらず、何も変ったことはありません。
「おっかしいな~・・・何だったんだろうね?」と顔を見合わせて不思議な気持ちになったのですが・・・

それが昨日判明したのです。


「ねぇ・・・これな~に?」と相方がギャラリーの窓を指して尋ねるので、目を凝らして見てみると、くっきりと鳥の模様が付いているではありませんか!

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「そうか、あの音は窓におもいっきり鳥がぶつかった音だったのだ」、とようやく理解できたのです。
しかし鳥の世界にも僕と同じようなオッチョコチョイがいるもんだ、とバカにしながらも、嘴から羽の先までくっきりと痕が残るほど激しくぶつかっておきながら、脳震盪も起こさずすぐに飛び立つ、という僕には無いド根性に感心もしたのです。

「窓に映る景色を本物と見紛うほど、僕がいつもきれいに磨いているから起こった事件だね!」と、さりげなく働きぶりをアピールしたのですが・・・ふり向けば相方はおらず、その姿はアトリエの中に消えていました。

        薔薇

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2015年7月20日 (月)

Smile

今日も蝉の声で目覚め、ゆっくり朝ごはんを食べてから事務所に座っていると、ドッドッドッ・・・という重いエンジンの音が聞こえ、それがわが家の前で止まりました。
ウン?と思っていると、「コンチハ~!」と元気な声が玄関から聞こえるではありませんか・・・出てみると、そこには懐かしい顔がありました。

僕が以前勤めていた職場の同僚で、働く部署は違えども、年齢を超えてとても親しく付き合わせていただいていたSさんでした。
その出で立ちはといえば、ジーパンにデニムのベスト、背中には白頭鷲の刺繍が入っています。
オ~ッ!と驚いて急いで表に出てみれば、そこには”ドッドッドッ”の正体がありました。「ハーレー・ダビットソン」です!・・・しかもサイドカー付き!
とにかくSさんは、若い頃から車好き・バイク好きでしたが、まさかその好きなバイクに未だに跨っていたとは思いもしませんでした。なぜなら、おんとし74歳なのですからね・・・ビックリするでしょう!

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そういえば昔から、「人間には一つや二つの道楽が無ければダメだ!」という考えの持ち主で、それを実践していた人でしたから、頷けないことはないのですが、それにしても姿や身のこなしの若々しさには脱帽でした。

昔から、笑うと可愛い目になる顔でしたが、今も話の間中にこやかな微笑を絶やしません。なるほど、ここら辺に若さの秘訣があるな!と思ったものでした。

「Smile(微笑)」・・・人生において、とても大事な要素ですよねぇ・・・
僕も昨日誕生日を迎え一つ歳を重ねましたが、Sさんの訪問を受けて、これからも「Smile」を心がけて生きていかなければ、と改めて思ったものでした。

        Smile

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2015年7月13日 (月)

お盆の記憶

朝の散歩をしていると、あちらのお宅こちらのお宅の窓から読経の声が聞こえてきます・・・そうか!今日からお盆か・・・と思い至ったのですが、先祖の追善供養をする年中行事「盂蘭盆会」は、今は大抵の地方で8月に行われています(旧のお盆)。僕の故郷岡山でも、お盆と言えば8月13日からの4日間です。

ところが、ここ清水では7月にお盆が行われ(新のお盆)、従って本日が迎え火を焚き祖霊を迎える日なのです。
もう40年もここに住んでいるのに、未だに7月のお盆はピンとこないのですが・・・何でかなぁ~?と、つらつら考えてみるに、いくつか思い当たることがあります。

まず、お盆は”夏休み中の行事”だったこと。都会に出て行った親戚たちがお土産を持って里帰りし、久しぶりに顔を合わす照れくさかった記憶・・・
「お盆が過ぎたのだから、川に泳ぎに行ってはいけませんよ!」などと大人が言い、子供たちにとってはとても理不尽なこの迷信に憤った記憶・・・
大好きな西瓜をふんだんに食べられる季節。父親と縁側に並んで種を飛ばす競争をした記憶・・・
そして、何といっても”盆踊り”の祭囃子の記憶・・・

・・・とまぁ、いくつか浮かんでくるこうした記憶の中に、僕の「お盆」はあるのですが、翻って7月のお盆はというと、”夏休み”でもなく、”川で泳いでも”叱られることなく、”西瓜”はまだ高くてめったに食べられず、”祭囃子”も聞こえない・・・僕の勝手な記憶とことごとく食い違うわけです。

さて、今朝の散歩では、読経の聞こえる家の庭で赤く咲いているハイビスカスの花に出会いました。

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僕達家族の事をいつも気にかけていてくれた義母は、生前このハイビスカスの花が大好きだったので、あの優しい笑顔を久しぶりに思い出しました。

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        薔薇

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2015年7月 9日 (木)

梅雨の合間に・・・

連日の雨で、予定していた小旅行も中止になったので、前々からやりたかった書斎の片付けをやり始めました。
机の抽斗の整理を始め、ごちゃごちゃとした雑物を取り除いてみると、底から出てきたのがこの葉書でした。30余年前、近所のレストランから”誕生日カード”を依頼されて描いたものです。
中々可愛いでしょう?

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しばらく頑張って、「本の整理までは無理だな・・・」などと怠け心が出てきたところに都合よく雨が上がったので、これ幸いと散歩に出かけました。

ご近所のお宅に咲いた向日葵!

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二階から覗くおばあちゃんに「リッパですね~」と声をかけたら、「皆さんが喜んでくれるので嬉しいです!」と満面の笑みで応えてくれました。

有東坂池には”蒲の穂”が生えていました。

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これは・・・ワニザメをだまして隠岐の島から因幡に渡ろうとした兎が、皮を剥がされて赤裸になったところに大国主命が現れ、蒲の穂で手当てをして兎を助けた・・・という神話「因幡の白兎」に出てくるアレです。
実際この話のように、蒲の穂の花粉は「蒲黄(ほおう)」と呼ばれる
生薬として効き目があるそうですよ。

いつものようにグルリと一回りして帰ってくると、わが家の花壇には「花魁草」の白い花が、その名にそぐわぬ楚々とした姿で咲いています。

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毎年、仲良く二輪だけ咲きます。

       青薔薇

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2015年7月 2日 (木)

忘れられない旅に・・・

昨日の続き・・・

”晴れ女”の神通力もさすがに二日目までは及ばず、残念ながら月曜日の富士山はすっかり雲に隠れてしまいました。
富士山が見えなければ朝霧高原へ行っても魅力半減!ということで予定を急遽変更し、「クレマチスの丘」へ行くことに決めました。

ここは、ヴァンジ彫刻が配置された庭園の景観、手入れの行き届いた花々、そして美味しいピッツァ・・・女性陣にとってはハズレ無しの場所です。
僕も久しぶりの”ヴァンジ彫刻”との対面でしたが、新しい作品も数点展示されており、充分楽しめました。中でも気に入った新作がこれ・・・

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企画展として、クリスティアーネ・レーア『宙をつつむ』が開かれており、不思議な彫刻とドローイングの作品が展示されていました。
「空間に生成されるかたち」・・・ということで、自然から採取したタンポポやアザミなどの茎や種子の特性を活かした作品を作り上げています。

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とても”軽やか”だけれど”儚さ”を孕んだ印象を受けたのは、やはりその素材ゆえでしょうか・・・女性陣も、とても興味を持って観賞していました。

昼食の後は『ビュフエ美術館』にも足をのばし、その後、満足したS母娘は次の目的地「箱根」へと向いました。

・・・と、ここで話は終わるはずでしたが・・・
聞けば・・・楽しみにしていた「富士屋ホテル」での宿泊も、その夜からの火山噴火による地震で肝を潰し、とても楽しむどころではなく、翌日は観光もせずそそくさと小田原まで下山すると、ナント!今度は例の新幹線の事件に巻き込まれて足止めをくい、岡山の家に帰宅したのは夜中だったとか・・・

ということで、はからずも最後は強烈な思い出も加わり、S母娘にとって、この旅はきっと忘れられないものになったでしょうねぇ・・・これに懲りず、また遊びに来てください!

       鉄線文鉢に空木

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2015年7月 1日 (水)

清水パワースポット巡り

日曜日から岡山の親戚のS母娘が静岡見物に出かけてきており、二日間一緒に過しました。

一日目は、お決まりの観光コース・・・というより、”清水パワースポット巡り”です。
この時期には珍しく富士山が姿を見せていたので、まずは日本平ホテルまで案内し、清水湊を見下ろしながら皆で富士の霊気を浴びました。

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続いて、ロープウェイに乗り「久能山東照宮」へ!
大々的に修復工事をやったとは聞いていましたが、建物にもあちこち手が入り随分きれいになっていました。

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”家康没後四百年祭”ということもあり、大勢の見学者が訪れていて中々活気がありましたが、静岡茶発祥の地「足久保」からもお茶農家の方がPRに来ており、観光客の方々に、蝶ネクタイをした”お茶ソムリエ”が淹れた新茶をサービスしていました。
僕たちも飲ませていただきましたが、「お茶はこんなに甘かったの!」と、地元の人間さえ驚かされるほど美味しいお茶でした。

次に行ったのは「三保の松原」。
”羽衣の松”を見た後は”神の道”を通って「御穂神社」へお参りです

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これで大体”清水パワースポット巡り”のフルコースですが、忘れちゃぁならないのが有東坂のパワースポット「ぎゃらりぃ金木犀」!

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ここに来るのも、S母娘の今回の旅の目的の一つだということで、三人は展示してある作品を熱心に見ながらとても感激してくれました。

「私たちが”晴れの国岡山”から良い天気を連れて来たので、今日は富士山を見ることができた!ラッキーラッキー!」「この調子で、明日は朝霧高原にでも行きましょう!」などと夕食の席で話は盛り上がり、一日目を無事終えました。

       ノイバラ

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2015年6月27日 (土)

7月開廊日のお知らせ

今日は、昔の職場の同僚だった女性陣が大勢で訪ねてくれました。
その中には、30年ぶりに顔を合わせた同期の友人もいて、懐かしい懐かしい思いが甦ってきました。
皆を誘って連れてきてくださったM夫人に感謝です。

さて、来月の開廊日は以下のようになりますので、よろしくお願いいたします。

〈7月の開廊日〉

 3日(金)・ 4日(土)・5日はお休み 

10日(金)・11日(土)・12日(日)

17日(金)・18日(土)・19日(日) 

24日(金)・25日(土)・26日(日)

明日6月28日(日)は、お休みさせていただきます。

       アネモネ

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2015年6月24日 (水)

千手寺

梅雨の晴れ間、今日はちょっと散歩の足を伸ばしました。

わが家から20分ほど歩いた所に『千手寺』という黄檗宗のお寺があります。
黄檗宗というのは、曹洞宗や臨済宗と同じく禅宗ですが、わが国に伝えられたのが江戸時代の初めということもあって、この宗派のお寺は全国でも数が少なく、中々珍しいお寺なのです。

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本山は、中国「明」の時代に来日した隠元禅師によって建てられた京都の「満福寺」ですが、他宗の寺院と異なり、この宗派の建物は明朝様式と呼ばれ、所謂中国風の趣を色濃く残しているのです。千手寺も、本堂の屋根や窓にその特徴が見られます。

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本堂と庭を挟んで建つ「白秋庵」を見たときに、随分以前に友人達とここに普茶料理(中国風の精進料理)を食べに来たことを思い出しました。
初めて食べた普茶料理が、肉や魚に擬した”もどき料理”だとは知りつつも、何だか奇妙な印象を受け、美味しいと思えなかったことを覚えています。

石灯籠の立つ中庭には、アジサイの花が美しく咲いていました。

       紫陽花

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2015年6月20日 (土)

   紫陽花や はなだにかはる きのふけふ  (子規)

”はなだ”というのは、「縹」と書いて、薄青色のことです。
『日本書紀』にも「深縹」「浅縹」などとの服色名が見られるそうですから、わが国の数ある伝統色の一つですね。
藍染の色で示すと、薄いほうから「浅葱(あさぎ)」・「縹(はなだ)」・「藍(あい)」・「紺(こん)」となるわけですから、縹とはどの程度の青色かイメージできるのではないでしょうか。

”七変化”と呼ばれる紫陽花の色の中でも、僕は青系の色が好きなので、散歩をしていても、ついついレンズが向いてしまいます。この写真の紫陽花は、「縹」というより「露草色」でしょうね。

Resized
日本の伝統色には、「紅柄色」とか「千種色」とか「萌黄」とか「利休鼠」とか、情趣ある名前がついているものが沢山あって、色辞典など読んでいても飽きません。
そういえば、最近見つけた自家焙煎の珈琲屋さんには三種のブレンド豆が置いてありますが、その名前がたしか・・・「檜皮(ひわだ)」と「代赭(たいしゃ)」と「丁子(ちょうじ)」だったかな・・・焙煎の深さによって豆の色を連想させる、中々粋なネーミングじゃあありませんか。飲んでみたくなりますね。

       紫陽花

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2015年6月17日 (水)

花旅

issieさんから久しぶりのお誘いがあったので、今日は朝から山梨方面へ紫陽花を見に行ってきました。

国道52号線を北に向い、身延道を鰍沢の町に入ると山側に折れてしばらく走り、最初の目的地「小室山妙法寺」に到着しました。

僕は今までこのお寺の存在を知らず、今回初めて訪ねたのですが、まず総門をくぐってしばらく走った後に現れた堂宇の立派さにとても驚きました。三門は県指定の文化財です。
元々は真言宗の寺であったのですが、鎌倉時代の住職日伝が日蓮上人との法論に敗れ、その後に日蓮宗の寺になったと言うことです。歴史を重ねた由緒あるお寺なのですね。

そんなことより、とにかく2万株の紫陽花が境内のあちこちに見事に咲いており、感激してしまいました。

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聞けば、27日から「アジサイ祭り」が行なわれるということですが、そうなると大変な人出になるので、今回の早めのお誘いは本当に幸運だったと思いました。

「あじさい寺」と呼ばれるお寺は、京都の三千院や鎌倉の明月院を初め、全国に多々ありますが、ここ妙法寺も(それらの寺のように洗練されてはいませんが)山深い場所の野趣溢れる景色の中に色とりどりの紫陽花がとけ込んでいて、見る者を十分満足させてくれます。

お昼は美味しい蕎麦を食べ、次に向かったのは南部町の「うつぶな公園」・・・ここは今まで二度ほど訪ねましたが、二度とも時期を少し過ぎていて、ちょっと残念な思いをした場所です。
しかし今回は、90種3万株といわれる紫陽花が”今を盛り!”と咲き誇っており、大いに堪能することが出来ました。

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ここの「アジサイ祭り」も今週の土曜日からと言うことで、一足早く人気の少ない公園内で清々とシャッターを切ることが出来ました。
雨にも降られず、渋滞も無く、issieさんのおかげで、今回はとても幸運な”花旅”になりました。

       紫陽花と枇杷

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«四百年祭

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