2016年7月25日 (月)

蓮花

富士市大渕にある「代通寺」へ蓮の花を見に行ってきました。

お昼前に家を出て、調べておいた蕎麦屋「こばやし」へ、ナビを頼りに辿り着きました。

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驚いたことに、お店の前には20人以上の人が並んでいるではありませんか!

僕は行列に加わるのが嫌いな質で、普段ならば絶対並ばないのですが、隣にいた常連と思しき人が、「とにかくここの蕎麦は絶品ですよ・・・ところが店主が高齢で、今月一杯で閉店するのです。このところ特に混んでいるのはそのせいです」と言うではありませんか・・・そういうことならば並ばないわけにはいきませんね・・・

ということで約1時間・・・待った甲斐がありました。
本当に美味しかった!蕎麦の味も固さも香りも良し!オツユは甘からず辛からず、上品な出汁の味は最高でした!最後に蕎麦湯を飲んでいるときに、「なんで今までこの店を知らなかったのだろう・・・」と後悔の念に駆られてしまったほどです。
今日はこのまま帰っても満足だな、と思ったのですが、そうもいかないので、目的地「代通寺」まで走りました。

着くまでは、寺内に池でもあるのかと想像していたのですが、ここの蓮は全て大鉢で育てられていたのでとても驚きました。

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しかし、境内に所狭しと置かれた鉢からは白やピンクの蓮花が開き、僕は十分楽しませていただきましたし、乃里子さんは目の前で咲く花に魅入られたように、スケッチブックを何枚も捲っていました。さてどんな作品になるのでしょう・・・楽しみです。

      団扇「富士図」

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      扇子「蓮花図」

Photo

2016年7月24日 (日)

山百合

「もうハガキ届きましたよ!」と、県内外から電話やメールをいただきました。月曜日だと思っていたのに、今は随分早くなりましたね。

さて、一週間ほど前、花屋さんから「山百合が入りましたが、いかがですか?」と電話をいただいたので、固い蕾の状態で求めてきました。ところが、いつまでたっても花の先をおちょぼ口のようにしたままで、中々咲きません。このまま枯れるのかなぁ・・・と思っていたら、昨日ようやく先が割れはじめ、今日一斉に開きました。キレイです!

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山百合といえども、花屋さんに置かれているものは小さめで上品です。毎年、朝霧高原へ行き、文字どおり山に咲いている自生の百合をいただいてくるのですが、それは大ぶりでとても野生的です。乃里子さんはそこが気に入っていて、夏の花の定番として毎年描いています。

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もうしばらくすると咲き始めるので、今年も楽しみに行こうと思っています。

      団扇「山百合」

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      扇子「山百合」

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2016年7月23日 (土)

大暑?

昨日は二十四節気の一つ「大暑」でしたが・・・静岡は気温も低く涼しい風が吹いて、僕も一日中カーディガンを着て過したほどでした。
打ち水をするまでもなく、過しやすい日が続いて嬉しいのですが、作物の出来に影響はないのでしょうか?心配になりますね。

さて、来月4日から始まる「納涼展」の案内葉書を昨日の夕方に投函しました。皆さんのお宅には月曜日には届くと思います。
期間中、清水は「港祭り」ですが、見物の序でにでもお立ち寄り下さい。

      団扇「薔薇図」

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      扇子「萩に虫図」

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2016年7月22日 (金)

マイケル・クレイン写真展

友人のギャラリー「アートスペース<エディション・シミズ>」で、明日からアメリカ人のアーティスト&フォトグラファーのマイケル・クレインさんの写真展が始まります。

先日、「展示が終ったよ!」と声がかかったので、ちょっとフライングして見せてもらいましたが、いかにもアメリカらしい雄大な風景の写真もあれば、観賞する者のイメージを呼び起こすような作品(例えば、部屋の隅に置かれた赤い木製の椅子の写真・・・個人的には、絵画的な要素がたっぷりなこの写真が僕は一番気に入りましたが・・・)などもあり、大いに楽しめると思います。

こうした、明るくて隙のない写真を撮る人は、きっと真面目で几帳面な人にちがいない・・・と想像していたら、今日の午前中に友人夫妻と一緒に、グラフィックデザイナーの奥様を伴って訪ねてくださいました。

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多分僕達と同世代のマイケルさんは、色々な人生を経験してこられたようでしたが、思ったとおりとても誠実そうな方でした。今はオレゴン州の大学で学生たちにデジタル写真を教えておられるそうです。

お二人のお話の中で僕が特に興味を引かれたのは、実はアートのお話しではなく(ゴメンなさい!)お嬢さんがシカゴでジャズシンガーとして活躍されている、というお話しでした。
名前は「Typhanie Monique」・・・iPhoneで動画を見せていただきましたが、中々の実力で感心しました。早速アマゾンにCDを注文しようと思ったら、送ってくださるということなので、お言葉に甘えることにしました。楽しみが増えました。


さて、今回の写真展ですが、とにかく40年間の作品の中から選んだ、ということなので、とても充実した内容になっていると思います。どうぞ行ってみてください。

      団扇「貝図」

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      扇子「金魚図」

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2016年7月20日 (水)

檜扇

昔々、宮中で用いられていた木製の扇のことを「檜扇(ヒオウギ)」といいましたが、この花は、まさにその扇を広げたような形の葉っぱを持っているので、「檜扇」という名が付けられたようです。

先日、散歩をしていると、無人販売の箱の中で野菜と一緒に売られていたので、一束買って帰りギャラリーに飾りました。

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乃里子さんは、以前からこの檜扇の花が好きで、時々作品にも描いていました。

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この花に魅かれる理由を尋ねてみると、その姿だけではなく、自分の”誕生花”だということでもあるようで、「見るとDNAが騒ぐ」などとよく分からないことをいいます。。
そこで花言葉を調べてみると、「誠意」「誠実」とか「個性美」だったので、それを伝えると益々この花が気に入ったようでした。

ということで・・・早速『納涼展』に出す団扇にも描きました。

 

      団扇「檜扇図」

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      扇子「宿禽図」

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2016年7月18日 (月)

蓮の花

今朝は蝉しぐれで目が覚めたと思ったら、静岡は本日梅雨明けです。

今日は本当に暑かったな~・・・「納涼展」の案内状を作っていても、額から汗がポタポタと落ちてきます。
先日京都を歩いたときは軽い熱中症に罹ったので、それ以後気をつけてマメに水分を補給するようにしています。僕はスポーツドリンクが苦手なので、湯飲みに梅干を一つ入れ、白湯を注いで飲んでいます。こうすると塩分も補給できて良いのです。

さて、涼しさを呼ぶ夏の花といえば、やはり「蓮」でしょう!
ところが、今朝のニュースで、”蓮の名所琵琶湖烏丸半島の蓮が今年は全く花を咲かせず全滅だ”と伝えていました。原因は不明だそうですが、この時期の観光の目玉になっていたのに、地元の人も観光客も共に残念なことです。

ここ静岡の近くにも蓮の名所がいくつかありますが、中でも富士市大渕の「代通寺」や藤枝市の「蓮華寺池公園」などが知られています。
乃里子さんも毎年どこかへスケッチに出かけますが、付き添いの僕はといえば、蓮の花の優雅な姿や美しい色を観賞するのも喜びですが、実はあの匂いが好きなのです。
蓮が”極楽の花”になったのは、その姿や色だけでなく、花から発する芳しい香りも要素の一つであると確信しているのです。
蓮池のそばにいると、「荷沼風無きも自ら香し」と南宋の詩人陸游が詠じたように、本当に良い匂いがしてきますね・・・

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そろそろ「蓮のスケッチに行きたい!」という頃です。備えておきましょう。

      団扇「三彩女子俑図・養生訓」

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      扇子「蝶図」

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2016年7月16日 (土)

孝行

今日はとても嬉しい日でした。

本当に久しぶりに、富士市からKさんがお見えになったのですが、いつものようにお一人ではなく、今回はお母さまを伴って訪ねてくださったのです。
お母さまのyukieさんは、御年92歳!・・・Kさんからは度々お話しをうかがってはいましたが、お会いするのは初めてでした。

Kさんが親孝行であることは、今までのお付き合いの中で十分承知しているつもりでしたが、今日のお二人のやり取りや表情を見ていて、改めてその思いを深くしました。
そういえば、かつて 「親思う心にまさる親心 けふのおとずれなんときくらん」 という吉田松陰の辞世の句を教えてくださったのも、歌舞伎「義経千本桜」四段目の親を思う源九郎狐の話を教えてくださったのもKさんでした。

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実は、yukieさんがギャラリーに入ってこられたとき、背の丸まった体つきや帽子を被ったスタイルが、わが母の姿とダブって見えたのです。
姿だけでなく、とても気持ちが前向きなところや、ユーモラスな話しっぷりも母と共通するところで、なんだか久しぶりに母に会えたようで懐かしくて嬉しくて胸が一杯になりました。
Kさんに比して僕はといえば、「孝行のしたい時分に親はなし」の典型で、母のことを思うと後悔ばかりです・・・石に布団は着せられず・・・

さて、帰り際にyukieさんが「いつも笑っていれば良いことがあるよ。毎日笑って過しなさい」と教えてくださいました。こうした当たり前の言葉でも、何だか重みを感じましたね。

       団扇「すかし百合図」

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       扇子「果物図」

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2016年7月15日 (金)

予告です!

暑くなってきましたね~!

先日花屋さんへ行ったとき、トマトとナスの苗があったので買ってきました。我が家の花壇には初めての野菜です!
トマトは美味しそうに色付いてきました。ナスも次第に成長してきているので、もうすぐ食べられそうです。楽しみです!

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さて、このところの僕は、8月の4日(木)から7日(日)にかけて予定している『納涼展』の準備で忙しくしています。

今回の企画展は、団扇や扇子など今までの夏に企画した定番物も出しますが、何といっても目玉は「絵皿」です。

絵柄は「朝顔」と「紫陽花」の2種類で、藍色と水色の2色で描いたとてもシンプルなデザインの生活食器です。きっと皆さんに気に入っていただけると思うのですが、何分できあがってくるのが来月の初めということなので、今ここに載せて見ていただくわけにはいかないのが残念です。
その代わり、と言っては何ですが、団扇や扇子などは今日から少しずつこのブログで紹介して行きたいと思っています。

案内状は、25日頃みなさんのお宅に届くように準備しますので、よろしくお願いいたします。

      団扇「蝉図」

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    扇子「朝顔図」

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2016年7月 5日 (火)

ダリ展

昨日の続き・・・
午前中ゆっくりと「水丸展」を堪能し、お昼は「西櫻亭」のハンバーグに満足し、さて折角京都まで来たのだからと、まずは地下鉄に烏丸御池まで乗り、「イノダコーヒー本店」まで行ってきました。

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ここで飲んだのは、勿論「アラビアの真珠」と名付けられたイノダ創業以来のブレンド珈琲です。
味は・・・まぁ、それぞれ好みがあるでしょうからねぇ・・・というより、ここは京都の珈琲の聖地のような所ですし、レトロな雰囲気を味わいに行ったわけですから・・・美味しい珈琲なら、なにもイノダまで行かなくても近所にあるわけだし・・・

♪三条に行かなくちゃ 三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね あの娘に会いに なに 好きなコーヒーを少しばかり・・・♪
高田渡が歌った『珈琲不演唱(コーヒーブルース)』を口ずさみながら、近くの「六角堂」へ寄り道し、次に予定していた「細見美術館」の『若冲展』を見ました。
よく調べていかなかった僕が悪いのですが、若冲らしい彩色画は全く無く、展示されていたのは所蔵の墨絵ばかりで、少々ガッカリでした。

足早に見学した後、もう一つの目的であった『ダリ展』を見るべく、汗をかきながら「京都市美術館」まで歩きました。

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僕は今まで、ダリの芸術にもシュルレアリスムにも心惹かれることは無かったのですが、食わず嫌いなところもあったので、約200点もの作品を揃えた”国内最大規模の回顧展”と聞いて、この際一度じっくり見てみようと思ったのでした。

ダリといえば、その現実からかけ離れた作品と共に、ダリ本人の異様な風貌が浮かんできます。自分を演出することにも長けた人物であったと思うのですが、制作においても、今まで誰もやらなかった夢とか無意識の世界を克明に表現することに成功し、シュルレアリスムの巨匠となった画家であったのです。

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ゆっくりと見て回った後も、僕の中でのダリの認識や評価が変わったわけではないのですが、色々な発見がありとても意義深い展覧会でした。
とにかく開幕したばかりなので、人の多さには辟易しました・・・日本にこんなにダリファンがいたのですか?!

      般若心経「紫陽花図」

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2016年7月 4日 (月)

水丸展

無理してでも行って良かったな・・・と、今は思っているところです。

どこへ?かというと・・・京都伊勢丹にある美術館「えき」で開かれている『
イラストレーター安西水丸展』へです。

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6月半ばに始まったのは知っていましたが、「どうしようか・・・ちょっと遠いな・・・」とためらっているうちに会期末が迫り、今週までとなってしまったので、我慢できずに行ってきたのです。

とにかく僕は水丸さんの大ファンで、イラスト、ポスター、装丁、挿絵、広告、絵本、漫画、そして小説やエッセイ等々の様々な分野の作品群は言うに及ばず、彼の趣味や仕事への姿勢なども含めて、僕にとって最も”カッコイイ男”の一人で、常々見習いたいと尊敬する人物でした。
残念ながら、仕事中に突然亡くなってしまい、早いものでもう2年が過ぎましたが、遅すぎたくらいの回顧展です。

水丸さんと組んで沢山仕事をした作家の村上春樹さんは、その残念な気持ちを作品集の後書きで以下のように書いています。

「・・・結局のところ、水丸さんは絵を描くだけでなく、最初から最後まで、安西水丸という一人の人間を絵というかたちで表し続けていたのだという気がする。そしてそういう部分は、ほかの誰をもってしても代わりをつとめることができない。だからこそ、もうここにはいないとわかっていても、僕らはつい彼の姿を求めてまわりを見回してしまうことになるのだ。」

水丸さんの作品の魅力は沢山あります。
例えば・・・巧みな省略による大胆な構図、天才的な色彩感覚による色合せの上手さ、捉えたものを面白く表現する感覚とカラートーンなどの技術、そして本人が”ホライゾン=水平線”と呼んだ画面を二分する独特の線づかい・・・ホントに大好きでした。

沢山本も出版していますが、その中でも『a day in the life』
(風土社)は、水丸さんの日常の思い出や好きな物、生き方や考え方などを巧みな文章で綴った絵入りエッセイ集です。それを読んでいると水丸さんに近づくことができるような気がしてくるのです。これからは、1話ずつ大事に読みながら楽しむしかありませんね・・・とても素晴らしい展覧会でした。

      「オクリモノ」シリーズ 鯛箱

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